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1974年 Ducati 750SS
2003年6月 7日
1972年のイモラレーサーのレプリカモデルとして製作された1974年型750SS。ラウンドケースのエンジンを心臓部に搭載したDucatiの代表作。30年ほど前のオートバイであるが現在でも十分通用する美しさを備えている。イモラレプリカと呼ばれるとこのオートバイ、当時の輸入元である村山モータスが輸入した10数台の中の1台。10数年の長い眠りから2002年冬のモトルネッサンスで目を覚ました。厚化粧されたいわゆる化粧美人ではなく枯れた良さが残るオートバイ。
リヤーキャリパー
当時モノのロッキードキャリパー、ローターは現行品に穴あけ、ベンチレート加工してあります。軽量のため
フロントカウル
オリジナルのイモラカウル。ライトの光軸調整の為の逃げがあります。 これも本物の証です。
デロルトキャブ
当時物のオリジナルの40mmデロルトキャブレター。反対側も丸い筒状になっています。SSは鉄のマニホールドです。これも本物の証です。レーシングマフラーとの組み合わせでF180番R185番のジェッティングで使用しました。
シート
オリジナルのシート。丈夫にできています。
アクセルホルダー
当時物のアクセルホルダー。トマゼリの字の向きに注目。でもスロットル開度がとても多いので全開にするのに握り直しが必要ですね。オーバーボアキャブ装着によるぼこつき防止かも。
ブレーキキャリパー
オリジナルのスカラブキャリパー。反対側はドカのマークが入る。左右ドカのマーク入りの車両もあるがたいてい片側のみ。フエンダーの取りつけ部分も特徴、S改のフォークはこの部分を見れば判別可
オリジナルのスクリーン
この部分にマーク入り。安全対策のモール付き。
シリンダーヘッド
パワーを引き出す為とフリクションを減らすためのデズモヘッド。750ながらこのバルブサイズにポートの太さ。パワーあります。(このへッドは他車のものです。)
レーサーのスタイル
サーキット走行する為ボルトオンで部品取り替えた姿。市販レーサーだからとても楽です。今からまたストリート仕様に返ります。